1983-04-13 第98回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
いわゆる外地鉄道からの引き揚げ者を国鉄が引き受けた、あるいは軍工厰の職員を国鉄が国策によって引き継いだ。そういう者がここ十数年間退職時期が集中しましたために、特定人件費、退職手当でありますとかあるいは年金というものがかさんできておる。後で具体的な数字は申し上げますけれども、国鉄経営を大変に圧迫しておるのであります。
いわゆる外地鉄道からの引き揚げ者を国鉄が引き受けた、あるいは軍工厰の職員を国鉄が国策によって引き継いだ。そういう者がここ十数年間退職時期が集中しましたために、特定人件費、退職手当でありますとかあるいは年金というものがかさんできておる。後で具体的な数字は申し上げますけれども、国鉄経営を大変に圧迫しておるのであります。
特定人件費は、申し上げましたように、国策によって外地鉄道からの引き揚げ者を国鉄が引き継いだものである、あるいは軍工厰などから引き継いだものである。平均を超えておるものが特定人件費と言われておるのですから、正常な普通のものは国鉄が一般的に負担をしていく計算になっておるわけですからね。
たとえば日平産業は豊川の海軍工厰とともに航空機用の銃弾に関しましては、世界的に有名な会社であつたことは、終戦当時まで常識でありましたが、最近いろいろ技術的にもその他にも客観情勢が激変いたしておりますので、技術指導とともに、実際のMSAというような、あるいはそれ以上の大規模な発注等も想像される今日におきましては、何かもう少しつつ込んだ指導と協力が必要ではないかというふうに考えておりますが、従来通りにやつて
私はこれは将来必要なものは必要で、軍工廠の払下げ等は中止をして、そうして将来の計画というものを立てる必要があるというふうに考えるのでありますが、現在軍工厰の払下問題がもやもやとしておる段階にあるのでありますが、それだけに将来これをどういうふうにいたして行くかというお考えについて伺いたい。
又、国営にして、曾つての陸海軍工厰の、ごときものを設けてやるようになるのか。 第十二点、MSA援助の財政的処理はどうするのであるか。見返資金特別会計のごときものを作つて国の予算に計上するのであるか。或いは日本銀行に円回転基金を設けるのみで、予算措置を講ずる必要はないのであるかどうか。
なお今日でも旧軍工厰、或いは法律上の国有財産である構内以外にあるそれぞれのスクラツプ、埋蔵物件等は現在でも建設省が各府県をして処理せしめておるのでありますが、これらは曲りなりにも大半始末がついたのでありましよう、従いまして建設省の特殊物件の整理は大体終つておりまして、或いは工廠の中にスクラツプとか、或いは壊れかかつた地下のパイプであるとか、帳簿にないものが多いのでございます。
これはいずれも小さい船でございまして、軍工厰等が一括して賠償に指定されておりますが、その工厰所属の船舶で走れる船、若干毀れている船等が約千ぱいくらいございますが、これはいずれも賠償指定のインベントリー・ナンバーがついておりまして、賠価指定解除を待ちまして、これは遊んでいるわけではございませんが、賠償指定のままおおむね海上保安庁が一時使用しておつたり、或いは民間の造船業者等が一時使用しておりますから、
又四市いずれも一挙にして工厰等の職場を失いましたため、新たに依存すべき産業が皆無に近く、夥しい失業者群を擁して市民生活は、洵に暗澹たるものがあるのであります。四市のうちには工員として父祖数代に亘り優秀な技術と経験を持つ者が多数あつたのでありまして、これらはいずれも活用せらるることなく農耕とか日傭仕事にその日を送つております。
戰爭中に陸海軍の工厰あるいは学生の通年動員あるいは徴用等々で、陸海軍あるいは時の政府より要請されて、陸海軍あるいは軍需工厰方面には、どうしても雪の降る寒冷地帶ではみそしるがなければ十分栄養をとることができないから、みその充足をしなければならぬというので、しようゆの方はおろそかになり、かつ宮城縣では実に粗惡なしようゆに不本意ながらなつた。
○山口國務大臣 從つてただいまの御質問は公平、不公平ということでありますが、これが民間の工場の場合においては公平、不公平ができますが、今まで撤去されたものは全部軍工厰のものになつておりますから、それでその御疑念等はなかろうかと思う次第であります。
そのうちに御承知でもありましようが、非常に厖大な面積なり、内容を持つておりますものは旧軍工厰でございます。たとえば横須賀の工厰であるとか、佐世保の工厰であるとか、そのほか陸海軍の航空関係の工厰とか、こういつた厖大な財産がいまもつて残つております。
第二、大藏省所官の米海軍基地指令部管轄区域外の状況 第一海軍技術厰支厰 第一海軍燃料厰 横須賀海軍工厰川崎分工場 横須賀海軍工厰深澤分工場 高座海軍工厰 第二海軍火薬厰 相模海軍工厰 横須賀海軍工厰平塚分工場 相模海軍工厰化学実驗部 相模海軍造兵厰四研 兵器学校 横須賀海軍工作学校 横須賀海軍軍属部久里濱倉庫 第一海軍技術厰 横須賀海軍工厰
大藏省は進駐軍から返してもらいました佐世保工厰の施設のうち、先ほど申しました國有財産法に言う不動産的なものだけを、大藏省とした引継いでおる次第でございます。
呉の旧海軍工厰、あるいはまた山口縣の光の工厰あたりに参りますと、あの工厰の建物が爆撃でやられて、醜い鉄骨の残骸をさらしておるのであります。これはもちろん大藏省の財産であろうと思いますが、これを今日三年間も醜い姿をそのまま放置しておくというのは、どういうわけですか、その点をひとつお聽きしたい。
さような軍政府の命令に基きまして佐世保市におきましてはこの海軍工厰の設備と資材とを利用して、船舶工業を興さなければ旧佐世保海軍工厰に勤めた五万名以上の人が失業するというので、佐世保市民がこぞつてこの計画に参加する。こういうことになりました。
それから海軍工厰の職工を継承しているというようなお言葉があつたように聽いているのでありますが、終戰後大藏省の手に移り、それからS・S・Kの手に移るまでの現在の旧海軍工厰というものの形はどういう形になつているのでありますか。
軍工厰の撤去の経費でありますとか、維持管理の経費でありますとか、こういうものは大藏省とか、民間工場関係は商工省とか、それぞれ所管官廳が分けて取扱うと思つております。ただそういうものを算定いたしますとか、その間の調整を図りますとかいうことは賠償廳の監査課というところで綜合調整をいたすのであります。ただ経費自体は取扱わんのであります。
引続きましてその予定施設の三割の範囲内で取立てをしてよろしいということが、総司令官にアメリカ政府から指示が参りまして、この実施の一部といたしまして旧陸海軍工厰の中これは約百工厰あるのであります。その中の十七の工厰が第一次の撤去の対象になつております。この工厰内の工作機械、第二次金属加工機械、合せまして約二万台というものが現に解体梱包をいたしまして、一部船積を了したという状況でございます。
もとの陸海軍共有地、陸軍の師團司令部のあるところ、あるいは演習地、射撃場、陸海軍の工厰関係、これらの土地の適正なる処分、拂下げ等によつと財源を得られ、歳入を増さるるというような御計画が、本委員会においては、補正第一号よりただいま議題と相なつておる補正第十二号までの間には追加されておりません。
その内最も真先に来ますのは、旧陸軍の工厰の工作機械でありまするとか、その他施設の撤去であります。今囘の補正豫算におきましては、その撤去費を十億圓とみたのであります。十億圓とみたのは、大體工作機械二萬等、重量に換算いたしまして六萬トン、これを二萬圓の單價でやるという大體の見當から推算いたした數字であります。
これにつきましては賠償施設の所管が各省に分れておりまして、軍工厰関係のものは大藏省、民間工場は商工省、又造船関係は運輸省、そういうようなふうに賠償施設の所管が分れておるのであります。この撤去作業ということになりますというと、やはりその所管の官廳が一番事情も知つておりますし、人員もございますしいたしますので、その所管の役所が作業の責任を持つということに決めてございます。
またその當時の情勢として、強制的の買收ではありましたけれども、地主等はいずれも爆藥海軍の火藥を、急速に製造する工厰なりとの理解のもとに、一面においては愛國心の上において、この強制的な一方的の價格に應ぜざるを得なかつたのであります。そこで船岡町の場合は、船岡町内の山林というものが全部買收されてしまいました。
○中野(四)委員 去る十六日に本委員會から御指名を受けまして神奈川縣寒川の元海軍工厰摘發物件の實地の視察にまいりました。ちようど今日で一週間になりますが、その間あらゆる困難を排しまして辛うじて昨晩の午前一時に、まつたく食事もせずに摘發に行つて歸つてまいりました視察の状況を報告をいたしたいと思います。總括して報告いたしまする點は、物は必ず出るということをまず申上げたいのであります。
本日は各證人の證言を求めるのでありまするが、その前に先囘の委員會で決定しました神奈川縣寒川元海軍工厰における隱退藏物資摘發状況の調査のために派遣されました中野、石田兩君の状況視察に關する報告がございます。よつてまずさしあたつて證人の證言を求めまする前に、中野委員から視察状況を報告していただくことにいたします。